壱岐の島　いそき家＆磯喜屋

九州地方、四国と地方梅雨になり、四国ではやっと昨日
恵みの雨、断水まじかと言われていたので一安心です。
インフルエンザ騒動で最近は外出も控え気味になって
いたように思えます・・・

この夏　壱岐に遊びにきませんか　マリンスポーツを楽しむ！
手頃な民宿で1泊　今ならまだまだ間に合います。
でもこの時期心配なのが台風です。進路が近づいた場合、無理な計画は
だめです。台風前は海が時化ています。台風通過後は海が濁っています。
船の欠航やその後の船のキャンセル待ちなどで楽しい旅行も台無しです。
磯喜屋では予約を入れていてもそのような場合は当日までお客さんと
相談しながら、無理な旅行は進めません、キャンセル費用も頂きません

　思い出に残る旅行
以前このような事がありました。壱岐のキャンプ場に家族でキャンプ！
ところが雲行きがおかしい？突然の豪雨～大変2時間ほどでやみましたが・・
キャンプが張れる状態ではなくなった・・小学生の児童2人幼稚園1人と両親
5時くらいに磯喜屋に電話が掛かってきました。
－お客さん－
「今日お部屋空いてませんか？素泊まりで良いのですが・・
　子供3人と大人2人です。　一部屋で狭くても構いませんので」
－磯喜屋－
「6畳2人～3人用のお部屋しかご用意出来ませんが」
－お客さん－
「6時くらいに着きます。よろしく御願い致します。」
　電話の向こうで子供の喜ぶ声が聞こえました。
　何件も当たって断られていたようで・・

お客さんが到着、雨にぬれた様子でタクシーでお見えになりました。
突然のお客さんで事情を聞くと突然の豪雨でキャンプが出来なくなり
子供が小さいので宿を探したが・・この時間では断られて困っていた
キャンプ場から遠いがだめもとでお電話したんです。子供さえ寝れれば
構いませんと　お食事は？と尋ねると　キャンプの予定で・・
「カレーの材料買ってるがそのままで近くに弁当でも買いに行きます」
と　それなら　「7時くらいに調理場空きますから、お母さんここでお子さんに
カレー作りませんか？せっかく材料買ってるなら」
　私どもの分も一緒にカレー作って頂けるとうれしいのですが・・
調理場が空くとお母さんと小学5年生の女の子が一緒にカレーを
作り始めました。下の男の子はお米を研ぎました。パパは幼稚園の
子供とお風呂です。8時になりカレーが出来上がり食堂で8人（磯3人）
楽しくカレーパーティーです。外で花火をして近くの秘密基地に
クワガタを探しに連れて行きました。カブトムシ1匹ゲットしました。
　それから６畳の部屋でお母さんと娘さんと幼稚園児３人が寝て
パパと息子は食堂に布団引いて即席キャンプ場を作りました。
　朝６時　朝食の用意、音を立てないように　良く見てみると
幼稚園の子供も即席キャンプ場で寝ていました。
　翌朝家族喜んで海に遊びに行きますと　喜んで帰りました。

夏休みが過ぎた頃　その後お手紙を頂きました。
お礼の手紙の中に子供の絵日記のコピーが入っていました。
　「また　あの民宿にキャンプをしに行きたいです」と
カブトムシと８人で食べてるカレーの様子の絵が・・
　うれしくて　楽しい旅行の思い出のお力になれた事・・
思い出すと　涙が出てきます。
　でも・・磯喜屋にはかれこれ　信じられない珍道中が盛りだくさん！
　笑いに耐えません・・　今まで何度も　お客さんが民宿のスリッパ
はいて帰り　靴を置いて帰ったことか？　船の中で気がついて・・
電話が　「記念にスリッパ差し上げますので、靴の送り先だけ教えてください」
　　また、次回　に　磯子


あれから１０年　大学生のカップルが昨年夏に遊びに来ました。
夕飯時に「あの～　以前１０年前にここに泊まりに来たことが・・」
「母と父がよろしくと」・・・・「ここでみんなでカレー食べたんです。」
　え～！思い出した。　あの時の男の子！ほんと～
　しっかり思い出として残っていたんだ！覚えていてくれたんだ！

　出会いに感謝　の日々です。　ありがとうございます。
　今度会える時は奥さんと子供連れて遊びに来てね。「弘樹君」