昔話 其の6 人騒がせ

磯子

2009年12月14日 19:15

パセリさんのブログ見ていて、パセリさんはそそっかしいと自賛してるが
磯子は其の上手だろう・・10年くらい前の3月後半の事である。
いつものように博多、壱岐へと向かう 別府着の船に乗り遅れて・・
四国八幡浜港から~臼杵へと到着フェリーに変更して、電車で
博多に向かうことにした。臼杵駅から大分駅まで普通列車で
大分から特急で博多に向かう・・
事件は臼杵から大分に向かう電車の中、人もまばら・・
景色を見ながら大きな川に差し掛かる、広いな~大分川かな?
その時高架の真下の川の土手に子供が(3年~5年生)が紐を
たらしている、その先川の中、その紐に別の子供が捕まっている!
川に居る子供は、手をバタバタしている・・一瞬の事だが、
周りに人影無し、子供の自転車が2台 たしかに見た。
磯子は慌てて、車掌に報せようと、前に走り、でも運転中だし・・
今度は後ろに走り見たが居ない・・おろおろして 乗客に声を掛けるが
本気にしない・・もう一度前に行き車掌に言わなくては、すると・・
「大分~ 大分~」とアナウンスが流れてきた。早くつけ~と祈る
駅に着くと車掌に今見たこと伝える、「私は見ていないが・・」
車掌が見ていなくても磯子は見たんです。早く助けてあげて~
駅員が集まり、無線連絡、30秒ほどでサイレンが聞こえだした。
救急車、パトカーのサイレン 駅員も5,6人集まり、無線で状況を
伝えている。なぜか震えが止まらない・・ その当時磯子にも
中学生の息子が2人居た・・ 特急列車博多行きが来た。
車掌の指示で電車に乗り込んで個室のような部屋で休むように
言われて、博多に着くまで時々車掌が声を掛けてくれた。
博多駅に到着 駅員が磯子の話が聞きたいので、鉄道警察の
所へ行くことになった。 「子供無事でしたか」・・・
 「はい、2人とも無事保護しました」 はあ~やっぱり よかった~
保護者に連絡して迎えに来てもらいましたからと聞き安心した。
 でも、様子がおかしい・・笑っている?なぜ 
 「いや、あの子供たち釣りをしていたら、釣竿がごみに引っかかり
取れなくなったので、足がとどくから川に入り、自転車の荷台のロープに
つかまり釣り竿を拾っていたらしくて・・」 「え!溺れていなかったの」
それを聞いたとたん、皆さんに磯子は平謝り、「すみません、大騒ぎに
なり、申し訳ありません」 きゃ~恥ずかしい・・
 でも、年配の警官が 「でももしかしたら、足がすべり溺れたかも
しれませんよ、まだ水は冷たいし」 「子供たちも十分反省したとおもいますよ」
とほろしてくれたが・・・ 奥さん、お名前と住所教えてください・・・・
 あの~言いたくありません  愛媛の主婦です。 どうもすみませんと
言葉を残し、磯子は退散しました。次の日大分新聞に出ていました。
電車の中から溺れる子供見つけ、通報 愛媛県の40代の主婦。
 この後の文章は言いたくない・・・ 何~ まだ30代だよ~(怒)

 そそっかしいだけならまだいい・・・人騒がせ迷惑もかける 磯子

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